能登又谷林道に車デポし出発
トリカブト
 能登又谷に沿ってついている林道、前回途中で工事をしていたが、その工事も終わったようで林道のかなり奥まで車で入ることができた。もっと奥まで行けそうだったが、既に車が2台とまっている空き地がありそこに停めることにした。軽くストレッチをして出発。早速紫色の立派な花が目に飛び込んできたが、この時期この周辺に多いトリカブト(キタヤマブシ?)だった。といっても今日1日目立った花はコース全般でこの花だけだった。
目的の山
沢沿いに
 白谷との分岐を過ぎて曲がりくねった林道を進むと今日の目的の山が前方に見えてきた。ススキもいっぱいでまさに秋山ハイキングといったところだ。前回は沢をかなり奥まで巻いて行ってしまったことが失敗だったので、今回は早めに沢へ降り、沢沿いに進んで尾根に取り付くポイントを捜した。

水量は少ない沢
尾根にはブナ林が
 幸いこのところ雨が少ないせいか水量も少なく山靴でも沢沿いに苦もなく歩けた。何回か渡渉を繰り返し、GPSと地図で確認して取り付き口らしきポイントを見つけた。そこをつづれおり状に登って行くとテープも見つかり、ここで間違ってない確証がえられた。
ブナ林に囲まれて
高島トレイル尾根に
 前回激登りしたところとの合流ポイントを過ぎると前回と同じくブナ林が現れてきた。斜面は少し急だがブナに包まれての登りは何時も気持ちがいい。ただまだ紅葉には少し早いみたいでうっすらと色づき始めたところといった感じだ。間もなく次の大きな尾根に取り付く。高島トレイルを示す黄色のテープを見つけた。
色づきはじめた木々
大御影山頂上
 高島トレイルの尾根道を大御影山方向に進む。尾根道から前方の広葉樹は色づき始めているようだ。30分弱の尾根道歩きで今日の目的、大御影山頂上に到着した。頂上には一人だけ登山者がいらっしゃったので、大御影山と高島トレイルの道標の間に立って登頂写真を撮ってもらった。なかなかいい感じだ。
白谷へ下る
琵琶湖方面の眺望
 それにしても良い時候なのに、今日の入山者は少ない。本格紅葉にはまだ少し早いせいだろう。お昼にもまだ少し早いのでさらに下ってブナ林帯に入ったところですることにした。大御影山の直下はかなり平坦で草原状になっている。ここからの眺めはなかなかで、右手に琵琶湖、左手に若狭湾が望めた。素晴らしい眺めだ。
若狭松屋から大御影山を最短コースで周回
 ブナ林に囲まれたところでゆっくり昼食をとっていたら1時間が経過してしまった。でも後はブナ林尾根を白谷に下るだけなので、気持ちには余裕があった。歩き始めてすぐヒカゲノカズラが穂を出して群生していた。今日のもうひとつの目的、ナメコは着いている木が2カ所あったが、今年の暑さのためか両方ともひからびていた。
 下りもブナ林に癒されて白谷へと無事におりて来られた。少し心配もあった白谷での渡渉も問題なく通過できた。そして来たと同じ林道を進むとデポした車のところに到着して今日の予定が終了した。2台の車はすでになく、私のだけになっていた。今日のコースが若狭側から大御影山周回の最短コースである事が確認できた有益な山行となった。
下りもブナ林の中を
間もなく出発地へ
若狭湾の眺望
ヒカゲノカズラ群生
今回歩いたコース(トラックログ)
 何時までも暑かった夏から秋にかけての時節もようやく10月半ばとなって秋らしくなってきた。この日一日空いたので、3年前にも2回周回している若狭側から大御影山周辺を散策してみることにした。前回単独で行った時、取り付きポイントを間違って檄登りするはめになったイヤ谷と茶ヤ谷の間の尾根の正確な取り付き口を確認したかった。大御影山の頂上を踏んで下りは前回グループで行った時の登りに使ったコースにしようと思った。

【日 時】 2012年10月14日(日)
【行き先】 大御影山
【天 気】 晴れ
【メンバー】
シャラ
【コース・タイム】
   能登又谷途中      9:50  
   (スタート)
   尾根取り付き      10:30
   高島トレイル尾根    11:35
   大御影山         12:00
   途中のブナ林      12:20
                  13:20
   白谷            15:20
   能登又谷途中      15:30
    (ゴール)