チブリ尾根から別山、白山御前峰を周回
今回歩いたトラックログ(クリックで拡大)
進んで行くと地図上に「危」と表記されたガレ場が何か所かあったので、慎重に通過する。さすがに時間も遅くなっているためか誰も登山者に出会うことがない。すでに別山から2時間が経過してやっと油坂への下りに入ったようだ。それほど時間をロスした思いはないのだが、地図のコースタイムが早めに設定されているのか。。
南竜山荘へ向かって
市ノ瀬を出発
チブリ尾根登山口
前日は市ノ瀬に車中泊したが、たくさんの車だった。その日からすでに出発している登山者の車のようだった。今日は南竜山荘までの長丁場で、標高差もかなり。6時には出発と考えていたが、ちょっと遅れた。それにしてもこの頃の猛暑はどうだろうか。2,000mを超える山は涼しいだろうか。
植生豊かな登山道
ブナ林尾根を登る
今回の登山コース、チブリ尾根は白山でも有数のブナ林との掲載もあり期待していた。最後の水場を過ぎると間もなくチブリ尾根らしき尾根道に入る。確かにブナは現れてきたが、下草が茂りすぎてるためかそれほど多いという印象はない。
チブリ尾根避難小屋
靴底を掃う
遥か別山尾根へ
尾根に到着
ここからが本格的な登りとなるのか前方には尖がった山が望める。相変わらず暑くて風がない。高度も上がっているはずだが、汗が止まらない。やっとの思いで地図に御舎利山と表記のあるところに着いた。でもどこがその山なのかわからなかった。それでも尾根に出て草原で風もあたるようになり暑さも弱まった。
別山へ
登頂写真
遠くに続く登山道
ニッコウキスゲ
シモツケソウ
南竜山荘到着
【日 時】 2013年8月11日(日)〜12日(月)
【行き先】 別山、白山御前峰
【天 気】 晴、曇り
【メンバー】 シャラ
【コース・タイム】
8/11 8/12
市ノ瀬出発 6:15 南竜山荘 6:45
最後の水場 8:40 室堂 8:10
チブリ尾根避難小屋 10:45白山御前峰 9:00
御舎利山の分岐12:45 室堂 9:45
別山 13:05 黒ボコ岩 10:45
油坂の頭 15:15 甚之助避難小屋11:45
南竜山荘 16:00 中飯場 13:00
別当出合 13:45
(ゴール)
疲れた足に油坂の激下りはきつかった。チブリ尾根の登りよりもこちらの方が厳しかった。下り途上で南竜ヶ馬場の建物が見えた時にはホットした。いったん沢まで下り少し登り返しやっとの思いで南竜山荘に到着できた。すでに午後4時になっていた。想像していたよりタフなコースだった。ネットには市ノ瀬から日帰りで周回している例がいくつか掲載されているのだが。
切れ落ちた登山道
お花畑で目立つのは、白のイブキトラノオ、コバイケソウ、ピンクのカライトソウ、シモツケソウ、黄色のニッコウキスゲ、ミヤマダイコンソウだ。少し涼しくなり歩きやすいお花畑の道は快適だった。
お花畑(カライトソウ、イブキトラノオ)
ここからとりあえず今日の目標ピーク別山へ向かう。頂上までは10分ほどだった。少し登山者がいたので、登頂写真を撮ってもらう。かなり疲れた感じだ。雲も出ていて視界はそれほど良くはない。どうもこのコースは南竜から別山を経てチブリ尾根を下る周回が一般的のようだ。ここから南竜へ向かう登山者は少なかった。
ここから避難小屋までの尾根は距離はあるが傾斜が適度で登りやすかった。ただ風が全くなく、蒸し暑くどれほど水分をとり汗をかいたことか。小屋が見えた時はほっとした。日陰で休憩する。ここに「STOP外来植物」と掲示された看板があり、ブラシがかかっていた。靴底の掃除をしてから出発する。
今年の夏山、メーリングリストの山仲間を誘って白馬、朝日方面を企画したが参加者が集まらず、しかたないので、我が家から行きやすい白山方面へ行くことに決めた。ヤマケイの8月号にも掲載されていた市ノ瀬からまだ未踏の別山経由で白山御前峰を周回するコース。南竜山荘に1泊して。白山へは一昨年に平瀬道から登っていて今回で5回目だ。
やっと見えた南竜ヶ馬場
再び分岐まで戻り、行動食をとってから南竜方面へと進む。すでに地図のコースタイムから1時間以上遅れている。市ノ瀬の登り始めからすぐたくさんの花が咲いていて写真を撮りながらの登行なのでいつものとおりコースタイムは遅れ気味になってしまう。ここからの尾根道もお花畑となっていて素晴しいコースだった。