コアジサイ エゴノキ ツルアリドオシ
モチツツジ タツナミソウ ネジキ
ヨウシュヤマゴボウ カキノハグサ クリンソウ(終)
 登山道で出会った花
 最後は沢沿いの道となり、鉄柵の出口の扉を開けて外に出ると戸寺の町に到着。まったく真夏の天気だ。なんとか予定バスの時刻にも間に合う。この後、地下鉄に乗り換え、京都駅に出てビアホールで予定通り反省会。素晴しい花も見られ、暑かったが天気に恵まれ、反省会でのビールは最高にうまかった。梅雨時期の1日に楽しい山歩きができたことに感謝したい。
鉄柵の出口を外へ
 仰木峠の標識のところで本日唯一のバンダナショットを撮る。そして京都側の戸寺へと植林中の下山道を激くだる。ここまでゆっくり時間をとってしまったので、戸寺から予定しているバスの時間に遅れないよう少し急ぐ。
タツナミソウ
沢沿い道に下る
京都東山トレイルに合流
京都側の林道を行く
 そして問題のカキノハグサ、久しぶりに出会えた。株数は少なかったが、ちょうどいいタイミングだったようで思っていたより見事に咲いていてくれた。この鮮やかな黄色の花は、独特の趣があり、印象に残る花だと思う。
山頂バンダナショット
 日吉大社の奥から登山口に入る。歩きやすい参道だが、けっこう急な登り道。途中、八王子山の神殿に立ち寄る。なかなか趣があり、琵琶湖の眺めもいい。春にはこの道で神輿を担ぎ下ろす勇壮な日吉大社のお祭りがあるようだ。
 今日の集合場所はJR比叡山坂本駅、下山後京都駅まで移動して反省会を予定したので、あえて車を使わないコースで計画していた。最初は比叡山の門前町として栄えた坂本の街中を歩く。穴太集積みという有名な石垣のある街並みが見られた。天気は梅雨に入っているのに良いみたいで、暑くなりそうだ。
比叡山でカキノハグサを観察

沢に下って登り返す

間もなく戸寺のバス停
 4月からメーリングリストで月1回花をターゲットにして山歩きをしている。4月は珍しいサバノオ、5月は珍しいエビネをターゲットにして実施した。そして6月は「カキノハグサ」。葉が柿の葉に似ているヒメハギ科の花。花は鮮やかな黄色で一度出会ったら印象に残る珍しい花だと思う。山歩きをしていてもどこにでもある植物ではなく、植生地は限られるようだ。だいぶ前に比叡山の周辺を散策していて偶然出会った。その時は少なからずの感激を受けた。
今回歩いたコース(トラックログ・クリックで拡大)

【日 時】 2013年6月16日(日)
【行き先】 比叡山
【天 気】 曇り晴
【メンバー】 杣さん、囲炉裏外3、
シャラ
【コース・タイム】
   比叡山坂本駅       9:50  
   (スタート)
   八王子山の神殿     10:35
   横川中堂手前の広場  13:00  13:30
   仰木峠           15:05
   戸寺バス停        15:50
    (ゴール)
 
※登りのコースタイムは遅めです
 いったん沢へ下った後、厳しい登り返しがあった。この登りが本日一番つらかった。そして京都側のトレイル尾根(京都東山トレイル)にでる。滋賀県側は少なかったが、こちら側は団体のハイカーさん等たくさんの歩いている登山者に出会う。
仰木峠
比叡山坂本駅から出発
 横川中堂手前の広場で昼食タイムをとり、食後も別の場所で咲いているカキノハグサを堪能し、比叡山ドライブウエイを横断して京都側へと下る。
終わっていたクリンソウ
カキノハグサ
 八王子山をまいて、三石岳をまく林道に出ると道も平坦になって歩きやすくなる。今回のメンバーひこさんからクリンソウの群生地を先に案内していただいた。さすがにこの時期、花はすべて終わっていたが、最盛期なら綺麗だろうと思われる群生地だ。
平坦な林道
三石岳への分岐を過ぎる
日吉大社奥の登山口へ
北アルプス方面眺望
門前町坂本の街中を
八王子山神殿を下りる