紅葉を求めて再び簗谷山へ

【日 時】 2013年10月27日(日)
【行き先】 美濃・簗谷山
【天 気】 曇り晴れ
【メンバー】
杣さん、時計草さん、村民外1       シャラ
【コース・タイム】
   登山口     11:10  
   (スタート)
   小鹿の涙      12:10
   尾根途中     12:35  13:10
   簗谷山頂上   13:40  13:50
   登山口       15:10
   (ゴール)
沢まで戻る
 頂上ではみんなで山の同定をしたが、どうも御嶽も乗鞍も今日は雲に隠れているようだった。下界は晴れていたので頂上からの眺望を楽しみにしていたが、その点は少し残念だった。恒例のバンダナショットを撮ってから早々に下る。帰りも前回と同じブナ林道を行くことにしていた。
 最後に長い下り道行くと南尾根ルートとの分岐点があり、駐車場に無事到着した。午後3時をまわったところだった。頂上からのタイムは予定より速く1時間20分。駐車場に残った車は2台だけになっていた。帰りは明宝の道の駅に立ち寄って休憩をしてから帰路についた。久しぶりの遠出のドライブと紅葉ハイクとなったが、天気にも恵まれ、素晴しい紅葉が見られ、秋山歩きで気持ちのいい一日を過ごすことができたことに感謝したい。
ブナ林の下山道
間もなくゴール
 下り道も落ち葉の快適な道。時間の事を考えるとハイペースになってしまう。間もなく沢のところまで下りてこられた。この周辺には前回花の終わったヤマシャクヤクがたくさん見られたので探してみたら、葉っぱのみなんとか残っている株をみつけた。ここから登山口までもうすぐだ。
落ち葉の下山道
シロモジの黄葉
頂上へ
ヒトツバカエデの黄葉
落ち葉の登山道
 この山域にはマルバノキ(ベニマンサクというらしい。)が多く見られ、その葉が赤く色づき、黄色のシロモジとのコントラストが素晴しかった。登山道にはすでに落ちた葉っぱもあり、踏みしめながら赤や黄色の樹木のトンネルのような登山道を登る紅葉ハイクは新緑の頃と違った感動をおぼえた。
秋の姿
マルバノキの紅葉
 アプローチは前回帰路につかった郡上八幡ICから明宝、86号を小川峠経由で入るコース。心配していた登り口の駐車場にもなんとか1台分のあきスペースがあり、無事に車をデポすることができた。標高700mあるこの付近でちょうどいい具合の紅葉がすすんでいた。みんな素早く準備を整えて出発する。出発は10時半頃を見込んでいたが、11時をまわってしまった。
 5月に単独で登った美濃の簗谷山は綺麗な花が咲き、ブナ林はじめ樹木の種類も多い自然林の素晴しい山だった。ネットでは秋の紅葉も見事だと紹介されていたので、MLの仲間に呼びかけて秋にも行こうと考えていた。そしてこの日を設定して4名で出かけることになった。私のところからでも登り口まで片道3時間のドライブを必要とし、一方、山を周回する時間は昼食込みで4時間。それでも今回行って良かったと思う1日だった。
 シロモジは多いが、マルバノキもヒトツバカエデも私の地元ではほとんど見られない珍しい樹木。その素晴しい紅葉を眺めながら登っていくと頂上への尾根に取付く。お昼をまわったので尾根道の途中で先にお昼にする。そして頂上までは一登りで到着。天気はいいのだが、少し雲も出ていて眺望は完璧ではない。
 「小鹿の涙」に到着して小休止。前回より水量が多いように思う。この時期は暑くも寒くもないちょうどいい季節、それでも少し汗をかく。水分も少し補給して出発。ここからも素晴しい登山道が続く。真黄色に色づいた木がたくさん見られたが確証がなかったので、葉を持ち帰って家の図鑑で調べたら「ヒトツバカエデ」に間違いなかった。
 コースは前回と同じ南尾根コースで時計回りに登ることに決めていた。前回ターゲットの花の一つだったクマガイソウはもちろん花をおとして少し色づいた葉っぱだけになってまだ残っていた。この花の秋の姿を初めて見ることができた。そして登るにしたがって素晴しい紅葉が見られるようになってきた。今日の日に設定したことが時期的にもピッタリだったことを確信した。

登山口を出発
南尾根ルートへ
見事な紅葉の登山道
小鹿の涙
今回歩いたコース(トラックログ)
頂上バンダナショット
頂上からの眺め