絶景紅葉 百名山・平ヶ岳

【日 時】 2014年10月12日(日)
【行き先】 平ヶ岳
【天 気】 快晴
【メンバー】 Keyさん、ひいちゃん、わかばさん、時計草さん、シャラ

【コース・タイム】
   中ノ岐登山口(スタート) 5:30
   玉子石分岐        7:30
   玉子石            7:40
   テント場         8:00  8:25
   平ヶ岳頂上(最高点)   9:00
   平ヶ岳(三角点)      9:10
   姫ノ池            9:40
   玉子石分岐         10:00
   中ノ岐登山口帰着     11:55
    (ゴール) 
 リーダーに叱られながら下りはほとんど紅葉写真を撮ることに専念してしまった。どれほど撮っても見飽きることがないほど綺麗だと思った。下山はちょうどお昼だったがバスは待っていてくれて銀山平まで送ってもらえた。朝は暗くて気づかなかった1.5時間の車中も山の紅葉、綺麗な沢や滝や湖を眺めながら撮りまくった。こんなにも素晴らしい環境の中に自分が居て、山登りが体験できた喜びが幸せな気持ちとともに湧き上がった。企画者のKeyさんに感謝し、これ以上ない天気に巡り合えた幸運に感謝したい。この素晴しい山域、残った越後駒ヶ岳、何時の日かまた訪れたい。
見事な紅葉下山道U
見事な紅葉下山道T
登山口へ帰着
沢沿いの見事な紅葉
 登りは時間が早かったのでそれほど感じなかったが、陽がしっかりあたり素晴しい紅葉の眺めに下山の疲労も薄らぐ。各種のカエデ、オオカメノキ、コシアブラ、ブナ。ため息が出るほど綺麗だと思う。
 玉子石分岐まで戻り、名残惜しいが下山に入る。下山道の前方には魚沼三山に加え、最右に荒沢岳まで見える。陽が山にしっかりあたって紅葉がひきたつ。こんな景色また何時見られるだろうか。しっかりと目に焼き付けておきたい。
 頂上からは姫ノ池を周回して玉子石分岐へ戻るコースをとる。大きな池塘を手前に入れて池越しに平ヶ岳を撮る。素晴らしいショット(自画自賛)。名の通り平らな山は、急峻で尖がった山が多い百名山の中で、かえって新鮮でどっしりとした素晴しい山容に思える。まさにここは天上の楽園のようだ。深田久弥が百名山に選んだのも納得できる。
木道を玉子石分岐へ戻る
 綺麗な景色を見ながら平ヶ岳の頂点を目指す。2,141m.。そこは木道の終点となっているだけで頂上の標識などなく、登山者がすれ違うのも困難なくらいだ。360度素晴しい眺望が広がっている。この景色をカメラに収めたいと思っていたら詳しい方が山の説明をしてくれた。至仏山、武尊山と連なる山並の先に富士山が見えますよと。確かに見えた。大感激。
頂上から富士山が見えた
玉子石分岐
雲海に浮かぶ中ノ岳と八海山
 登山口の出発時刻は混雑を避けて最遅の5時半となったが、Keyリーダーの休憩を少なくした適切なペース配分で、先行グループを追い抜き快調な登りだった。登り始めて陽が昇るまでは、珍しい月と紅葉が、陽が昇って山の紅葉斜面にあたるとプチモルゲンロートとなってそれもまた綺麗だった。
プチモルゲンロート
 今日はいよいよ本命百名山平ヶ岳登山の日。気になる台風はブレーキがかかったようで、天気は良さそうである。昨日は銀山平の湖山荘に宿泊。岩魚会席を地酒とともに美味しくいただいた。銀山平の宿泊者に限るサービスで、今朝は4時前発マイクロバス1.5時間乗車で中ノ岐登山口まで送ってもらった。

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三角点でバンダナショット
奇岩玉子石、後ろに巻機山
 薄い氷がはった最初の池塘が現れ、後ろには深田久弥が「日本百名山」の中で、うまく描写した魚沼三山、駒ヶ岳、中ノ岳、八海山が綺麗に望めた。そして木道を進むと、池塘が点在している手前に奇岩玉子石が鎮座していた。遠方には百名山巻機山まで綺麗に見えた。何という絶景だろうか。この後、小さなテント場で朝食休憩をとった。
 今日は8台くらいのバスが入り、140人くらいの登山者がここから出発するようだ。すでに標高は1,270mあり、頂上まで900mを登ればいい。通常の鷹ノ巣登山口からのコースの半分くらいで登れる。頂上近くで出会った鷹ノ巣からの登山者に「コンビニエンスコースからですか。」と揶揄ぎみに言われた。それでも有難いコースだ。
今回歩いたトラックログ(クリックで拡大)
 高度が上がると、その次は、雲海が出てきて山々が雲海の中に浮かぶ姿はさらに綺麗だった。素晴らしい景色を見ながら、快適なペースで最初のポイント、玉子石の分岐までコースタイムの2/3で登れた。今朝は放射冷却で気温が低かったがお天気は昨日以上に良くなりそうな気配。この幸運に喜びが湧いてくる。
登頂開始
中ノ岐登山口
月と紅葉
池塘越しに三山(越後駒、中ノ岳、八海山)
木道を頂上へ
三角点前に多くの登山者
 もっと長居したかったが後続者に場所を譲って三角点のところまで戻りバンダナショットを撮る。ここには標識があり2,141mと明記されている。実際には2m低いようだ。三角点への曲がり角の少し広い木道に多くの登山者が憩っていた。前方には燧ケ岳から至仏山までの山並が開けていた。ここも何という絶景。
姫ノ池越しに望む平ヶ岳
名残惜しい絶景三山
玉子石分岐から下山