天生峠から初秋の籾糠山へ
【日 時】 2014年9月7日(日)
【行き先】 籾糠山
【天 気】 晴れ曇り
【メンバー】 RYUさん、時計草さん、シャラ
囲炉裏外4名
【コース・タイム】
天生峠登山口(スタート) 8:10
天生湿原 8:50
カラ谷分岐 9:25
カツラ門 10:05
木平分岐 10:30
籾糠分岐 11:10
籾糠山山頂上 11:35 12:10
木平湿原 13:25
天生湿原 14:30
天生峠登山口 15:10
(ゴール)
※コースタイムは遅めです。
ML山仲間Kさんの実家(今は空き家)が富山市内にあり、そこで前泊をさせていただき、翌日は何処かの山に登って植物をという企画を以前から考えてましたが、Kさんと打ち合わせて9月の例会としてこの日に実施を決めました。7人の参加申込があり、車2台で出発しました。
最後に初秋の天生湿原風景を写真におさめ、登山口へ帰着したのは3時を回っていました。今日はちょうど休憩等含め7時間の山歩きでした。何といっても秋晴れのお天気に恵まれ久しぶりに仲間での山歩きは最高に気持ちがよく、楽しいものだと実感しました。そして、天生湿原と籾糠山の植生の豊かさに改めて感激しました。
頂上手前
スムーズに登山口の天生峠に到着して、8時過ぎには入山協力金を払って登行開始できました。登り口のところに早速ツルニンジンの花が綺麗に咲いていて、観察会のスタートです。秋の紅葉期を控えて今日は休日にもかかわらず入山者は我々以外にはそれほど多くはなかったようです。
頂上から北アルプス方向
今回歩いたトラックログ
最後に初秋の天生湿原を
湿原からカラ谷分岐までは長くて急な下り道で、ブナやダケカンバの見事な原生林でした。天生湿原は行きが東側のコースを、帰りは西側のコースをとる(一方通行)ことになっているようです。行きしな見た花のほかに葉っぱが切れ込んでトゲがなさそうなアザミを見つけました。後でヒダキセルアザミと教えてもらいました。
木平湿原
バンダナショット
管理人さんの興味ある話をききながらの登山でしたが、頂上へはだいたい予定どおりに着きました。さすがに北アルプスの山々は雲に隠れていましたが、頂上の日陰で昼食タイムとしました。景色を眺めての食事は最高です。そして恒例のバンダナショットを撮って下山にかかりました。参加者の皆さんの顔が晴ればれとしているように思います。
天生峠へ帰着
カラ谷分岐へ帰着
何といってもお天気が良く、少し暑さはありますが、すっかり秋空で気持ちのいい山歩きができそうに感じました。天生湿原には白いシラヒゲソウ、ウメバチソウ、紫のエゾリンドウが満開。登山道沿いにはカメバヒキオコシ、ヤマトリカブト、サラシナショウマ、クロクモソウ、カノツメソウ、ミヤマニガウリ等々の花々がいっぱい咲いていました。
木平分岐
早速の写真撮り
籾糠分岐
そして登る山は、籾糠山に決めました。3年前の7月にも登っていますが、その時は天生湿原にも登山道沿いにもたくさんの植物が見られて感激しました。今回は初秋ですが、この時期にもきっとたくさんの花が咲いているだろうと考えました。前日はKさんお勧めの回転すし屋で地元ネタの美味しいお寿司をいただき大満足。今朝は5時起床で6時までにKさん宅を出発しました。
猿ヶ馬場山
さすがにこの山の植生は素晴らしい。サプライズは途中で山を見回ってらっしゃる管理人さんから、この登山道の木に着生するラン(フガクスズムシソウ)の話やミヤマニガウリの蔓の巻き方、オヒョウやキハダの木の話等々いっぱい教えていただき、勉強になりました。
カツラ門
急登
北アルプスと反対方向には猿ヶ馬場山が鎮座していました。その山も一枚写真におさめて下山しました。下山ルートは木平分岐から木平湿原経由のコースにしました。分岐から湿原までの登り返しが少ししんどかったです。
管理人さんの説明をきく
木に着生したラン(葉のみ)
登山口で植物観察