ネット山の会のＫさんが平日に企画された早春の花観察登山に参加させてもらいました。角田山という高さは500mに満たない山ですが、新潟までいかねばならず、関西からかなりの距離です。ミスミソウやカタクリ等早春の花が咲き乱れる花の宝庫とのことで、期待をむねに出かけました。参加者は１１名でした。

　帰りは眺めは良かったのですが、碧い海と白い灯台へ向かっての激下りで、最後は長い階段が続き難儀しました。Ｒさんが落ち枝で即席につくられたストックを貸してもらって助かりました。関東では花の山として有名なようですが、関西からは遠くなかなか来れないこの山に来られ、素晴らしい花々に出会えた幸せな一日でした。

角田山で出会った素晴らしい花々はこちら

　お天気は雨の心配は無さそうでしたが、薄曇りで時々陽もさしてくれました。驚いたことに登り始めてすぐからカラフルなミスミソウ（正式にはオオミスミソウ？）が登山道の両側に次々と出てきました。早速みんな写真タイムとなりました。かなり以前、能登の猿山岬で出会って以来久しぶりの対面です。

　下りのコースにはさらに見事なカタクリ大群落があり、３度目の写真タイムとなりました。カタクリの花時期もドンピシャの様子。ピンク色が素晴らしい中に珍しい白色のカタクリも何株かありました。500mの山と少し侮ってしまってストックも持参しませんでしたが、海抜ゼロからアップダウンを含めた登りはけっこうきつく、下りで左膝が痛みだしました。

　頂上へはあっという間に到着しランチタイムとなりました。平日といえども花のベスト時期なので、たくさんの登山者でした。ランチの後のサプライズで今回の企画リーダーＫさんの１週早い誕生祝いセレモニーがおこなわれました。女性陣が具材を持って上がり即席のケーキをつくってのお祝いでした。トッピングの協力はしました。

　その時はほとんどが白色の花ばかりでしたが、ここはカラーバージョンが豊富で白、赤、紫を基調色にその中間色もあり、細かく分けると６〜７色くらいの花色が見られました。素晴らしい花々に感激しました。

　途中で仮眠して登山口の角田浜に着いたのは朝９時をかなりまわっていました。駐車地は夏場は海水浴でにぎわいそうなエリアでした。民宿らしき建物はこの時期閉まっているようです。登山準備をして１０時に出発しました。最初は車道横を歩き、登山口へ。帰りは前方に見える白い灯台のところに下りてくるようです。

　登るにつれてやがてカタクリの大群落も出現してきてまた写真タイムとなりました。そしてショウジョウバカマ、オウレン、キクザキイチゲ（白、紫）、エンゴサク、イカリソウ、シュンラン・・・春の花のオンパレードです。私的にはこの地域特産のナガハシスミレ（テングスミレ）に初めて出会えたのが嬉しかったです。

　食後、海と反対側まで足をのばしましたが、正面に見えるはずの飯豊連山はガスがかかっていて残念ながら見えませんでした。再び道標の立っている頂上まで戻り記念写真を撮り合い下山開始。