花の横山岳 白谷本流・東尾根コース周回

【日 時】 2016年4月30日(水)
【行き先】 横山岳
【天 気】 晴曇り
【メンバー】 シャラ

【コース・タイム】
   白谷登山口(スタート) 9:30
   太鼓橋      10:15
   五銚子の滝   11:05
   横山岳頂上   13:05  14:00
   東峰        14:45
   下山分岐     15:20
   東尾根登山口  16:20
   白谷登山口(ゴール) 17:00


※植物観察のため、コースタイムは全般に遅くなっています。
 東尾根登山口へと下るコース手前にはイワウチワの群生があり、こちらも綺麗な淡いピンクの花を咲かせていました。東尾根コースの下りは長く激でしたが、やがて登山口に到着し、網谷林道を白谷登山口へ戻りました。沢沿いの登りではたくさんの花々に出会え、頂上からの尾根道では開けた眺望と、ブナの原生林の新緑に癒されながら下ることができ、たっぷり一日、幸せな周回登山を楽しむことができました。それにしても横山岳は素晴らしい山でした。
今回歩いたトラックログ
 滋賀県の湖北には花の名山横山岳がありますが、何故か今まで登る機会がなく、何時かはと思っていました。ネットで検索してみると、花の早い今年はちょうど今日がベストなタイミングのようで、ヤマシャクヤクが咲いているだろうとの情報。そして珍しいランも見られるとの書き込みを見てお天気の良い日に思い切って出発することにしました。

横山岳で出会った素晴らしい花々はこちら

頂上
 白谷登山口の広い駐車場には8分ほど車が停まっていました。なんとか最奥にとめ、横山岳本流と標識のあるところからスタートします。登り始めてすぐから、イチリンソウ、ムラサキケマン、ミヤマキケマン、ミヤマハコベ、シャク、イカリソウ、ハクサンハタザオ、ヒメレンゲ等々の花々が迎えてくれました。特にイチリンソウは満開状態でした。
イカル
東尾根登山口へ下山
 東峰のあたりから咲き残ったタムシバ越し前方に滋賀県第二の山、金糞岳の尾根が綺麗に望めました。さらに右手にはびわ湖が広がっていました。さらに進むと素晴らしいブナの原生林が下山道を取り囲むように延々と続いていました。新緑のブナ林に癒されながらの下山は快感でした。
咲き残るタムシバと金糞岳
東峰へ出発
 「頂上まで300m」の看板に励まされ登ると頂上に着きました。早速記念写真を撮り、ランチタイムをしていると、きれいな声で鳴く鳥が頭上の木にとまっていました。後で確認するとイカルでした。その他にもたくさんの鳴き声をきき、姿を見た鳥もありましたが、お花と鳥と両方の確認は困難でした。
東尾根登山口
素晴らしいブナ原生林
 沢沿いを渡渉しながら登ると太鼓橋のある山麓の林道があり、そこを突っ切ると最初の滝、経ノ滝に着きます。滝を見ながら小休止をして出発。たくさん白い花をつけたニリンソウ群落地を通過すると2番目の滝、五銚子ノ滝が現れます。この滝を左手から巻くためかなりの急登となります。所々ロープもあるトラバース道ですが危険なところはありません。
ニリンソウ群生登山道
本流コースへ
頂上まで300m
 横山岳にはたくさんの登山コースがあるようですが、登りに花の多い中央の白谷本流コースを行き、登頂後ブナ原生林を通過して東尾根コースを下るのが定番のようです。白谷本流コースは2つの滝を巻いて沢沿いを登るため、ルートが荒れている場合は通行止めとなることもあるようですが、今年は少雪だったので雪もなく、コースも大丈夫だという情報も得ていました。
眺望良い尾根道
 滝を巻き終わると頂上に向かっての急登が続きますが、ヤブレガサ、ヒトリシズカ、フデリンドウ、ユキザサ、チゴユリとまた違う花々が次々と現れてきて登りの辛さを忘れます。そしてターゲットのヤマシャクヤクの花もピッタリタイミングで咲いていました。珍しいラン、ユウシュンランも4株ほど見つけました。
沢沿いの登山道
経ノ滝
 ゆっくり食事をとり下山開始。といっても最初は東峰へとても歩きやすい尾根道を平行に移動です。驚いたことにこの道沿いに綺麗なピンクの花が咲いているイワナシ群生がありました。イワナシの花のこんな群生に出会ったのは記憶にありません。
眩しい新緑
五銚子ノ滝
白谷登山口に駐車