紅葉の伊豆天城山を周回

【日 時】 2017年11月4日(土)
【行き先】 天城山
【天 気】 曇り晴
【メンバー】 シャラ

【コース・タイム】
 天城高原ゴルフ場(スタート) 6:00
 万二郎登山口          6:20
 万二郎岳             7:30
 石楠立              8:25
 万三郎岳             9:25
 涸沢分岐             10:35
 万二郎登山口          12:10
 天城高原ゴルフ場(ゴール)  12:30

 コースタイムはおおよそのタイムです。
 京都を22時半に出発、登山口の天城高原ゴルフ場に5時頃到着。1時間で出発準備をして予定どおり朝6時に出発。まだ完全に夜が明けきっていないような薄暗いお天気だ。万二郎〜万三郎〜シャクナゲ道を下る周回コース。参加者は27名。添乗員ガイド2名と現地ガイド1名で全30名。雨は大丈夫そうな天気予報で気温もそれほど低くなさそうだ。
 最後に斜めになったブナの巨木を越えて進むと万二郎岳への登り口分岐に到着。そしてスタート地点の天城高原ゴルフ場に帰着。無事周回コースを歩けた。タイムは6.5時間だった。もっと楽勝と思っていたが、そこそこの歩きごたえもあって良かった。何といってもたくさんの種類の樹に出会えた。6月には珍しい「アマギツツジ」というオレンジ色のツツジも咲くようだ。さすがに百名山。今回も日帰りツアーながら十分に紅葉の秋山歩きを楽しむことができた。
ゴール
巨樹ブナ現る
アセビのトンネル道
 全国にある百名山、伊豆にある唯一の百名山にも何時か登らねばと思っていた。今年は雨や台風のせいでやっと8座目、この山のツアー企画に参加した。個人的に車で登り口まで行って周回することも可能だが、伊豆まで関西からはかなり遠く、費用的にはほとんど変わらないので何時ものPツアー企画にした。
今回歩いたトラックログ(クリック拡大)
 しばらく行くと尾根から外れ激下り道となる。相変わらず下草はコアジサイの黄葉が綺麗だ。シャクナゲコースというだけあって石楠花も多い。そして紅葉ブナも綺麗だ。今回は前回奥秩父の金峰・瑞牆山域から南方の太平洋岸にあるためか、樹木の環境がかなり違う。素晴らしい雰囲気だ。
 歩き始めるとすぐ登山道の両サイドには様々な樹木が現れる。黄に色づく下草はコアジサイとの説明があり、光沢のある茶色の幹はヒメシャラ。こちらも黄に色づいている。常緑で結構な大木のアセビも多く、登山道は樹木のオンパレード状態。ただその樹木が邪魔をして姿を見せた富士山が完璧に見られない。
尾根鞍部(石楠立)で小休止
黄葉コアジサイ道を下る
 間もなく最高峰万三郎岳(1,405.6m)に登頂をはたす。記念の証拠写真を撮ってもらうが、このピークも樹木が邪魔をして眺望は良くないので、山頂標識の横に立つ。この山は最高ポイントでも森林限界とならないようで、樹木の間からでないと眺望はないようだ。
万三郎岳登頂
万三郎岳に向けて出発
 「アセビのトンネル」と示された標識板のある少し窪んだ道を抜けると尾根上の鞍部「石楠立」に到着。休憩にもってこいの広場で気持ち良く休む。曇っていたお天気もだんだん良くなり青空も出てきた。
紅葉ブナ林道を下る
アセビと紅葉ブナ林道
 今コースの単純標高差は400m弱。当初は楽勝のコースタイムだと思った。登り初めて最初のピーク万二郎岳に予定通りのタイムで登頂する。標高は1,300m。山頂にも樹木が多くて眺望は良くない。
コアジサイの登り道
コアジサイ・ヒメシャラの道T
ヒメシャラとアセビの道
紅葉ブナ林尾根
 次の最高峰ピーク万三郎岳までほぼ一本道の尾根歩き。ところがこの尾根には途中2回の登り返しがあった。相変わらずのヒメシャラとアセビの群落道を進む。各種カエデ類の紅葉も綺麗だ。紅葉樹の前方に万三郎岳のピークが綺麗に望めた。想定していた以上の良いコースだ。
コアジサイ・ヒメシャラの道U
樹木の間から富士山
 ここから最高点への道筋にシャクナゲやブナが現れてきた。石楠花は「アマギシャクナゲ」といい、5月に咲くようだ。ブナは大群生とは言えないが、結構大きな幹のが次々と出てきた。紅葉の方は完璧とはいえないがそこそこ綺麗だ。
紅葉の尾根道
万二郎岳登頂
天城高原ゴルフ場登山口からスタート