最後の腐った雪の激下りと、スキー場におりてからの長いダラダラには少し難儀して時間をロスしてしまった。、私以外はみんな大阪、京都からの参加者。まずまずの環境でそれぞれが雪遊びを楽しんでいただけたと思う。今日も楽しい雪山遊びの一日となった。

　月１回行っているML山仲間の２月例会で、マキノスキー場から高島トレイル尾根上「寒風」までスノーシューハイクの企画をしたら５名の参加があり、この日ピストンでスノーシューを楽しんだ。このコースは過去冬期に２回登っていて、寒風手前のブナ林が素晴らしく良いコースだと思っていた。昨年もMLの例会で計画したが、天気が悪く中止していた。

　最初はなだらかな傾斜の旧マキノスキー場ゲレンデ脇を登る。急登ポイントまでのアプローチが長いのがこのコースの嫌なところだ。途中からスノーシュー（１名はワカン）を装着するが、雪が堅くしまっているので、スノーシュー本来の楽しみは感じられない。

　楽しい下りでＷさん、Ｓさんは早速尻セードをトライ。私は何時の日か山スキーで滑降しようと思った。スノーシューではもちろん踏み後のないコースを求めて飛び跳ねるように下った。それがスノーシュー最大の楽しみだ。

　ブナ林が途切れるといよいよ高島トレイル尾根・寒風ポイントに至るアプローチ道に入る。１０分の登りで無事到着する。そこは純白の雪原だった。全員で記念写真を撮ってから少し遅いランチタイム。名前に反して風が無いのがありがたい。琵琶湖側の景色を眺めながらゆっくりといただいた。

　急登ポイントまでかなり時間がかかってしまった。一息入れて、そこからが本格的な登りとなる。雪は少し腐っていて緩んでいるので、木の根っこでは片足だけ踏み抜いたりしてかなり辛い登りとなるが、少しショートカットして本来の登山道に乗れた。間もなくP562の株立ちの良いブナポイントに到着。

　今日は曇りの予報だったが、想定以上のお天気で、途中青空も見られた。ただ雪は最近降ってないので、かなり劣化していた。それでも歴史的な小雪だった去年に比べるとまだたっぷりだ。ＪＲ湖西線マキノ駅に集合し、私の車に５名乗車でマキノスキー場の駐車場へ。冬場の休日は駐車料金1,000円也。すでにたくさんの車がとまっていた。

　このポイントからいったん少し下って登り返すと本格的なブナ林が現れ爽快な林間スノーシューハイクの始まりとなる。雪質も少し良くなり、足跡を外れてバージン雪原を登る。さすがに今日はブナ林に霧氷はついてないが、青空となり、陽がさして明るい登りは心地よい。

　さすがに日曜のためか我々以外に２〜３のグループが寒風に集った。みんな雪山を楽しんでいた。大谷山まで行く選択肢もあったが、急登ポイントまで時間がかかったせいでこれから大谷山までのピストンは厳しいと判断し、ここから下ることしした。