野坂岳・三国山ブナ林尾根を歩く

【日 時】 2017年10月26日(木)
【行き先】 野坂岳・三国山尾根
【天 気】 晴れ
【メンバー】Yさん、 シャラ

【コース・タイム】
  黒河林道入口(スタート)  8:45
  黒河峠             9:55
  野坂岳三国山尾根     11:05
  最低鞍部           12:05 
  P806(庄部谷山への分岐)13:20
  芦谷岳(P866)       13:55
  山集落下山分岐      15:05
  山集落(ゴール)      16:20

 コースタイムはおおよそのタイムです。
 ここから山集落へは敦賀市街を眺めて視界の開けた鉄塔路の激下り。山集落からのバスの時間がせまっていたが、急ぐと転倒しそうで怖かった。そして最後は2か所かなりの水かさの渡渉が待っていた。結局予定していたバスには乗れず、タクシーを呼んでJRに乗り換え予定時刻に何とかマキノ駅まで戻ることができ、今日の下見が完了した。このコース、大勢の山仲間で歩くのはとても無理なのでコースを変更することに決めた。ロングでタフなコースだったが延々続くブナ林と周辺の眺望は素晴らしかった。秋山歩きを満喫した一日楽しめた。
尾根のブナ林W
 若狭の秀峰野坂岳と江若国境の三国山を結ぶ尾根には素晴らしいブナ林が広がっている。山仲間のYさんから聞いて、月末多くの仲間でその尾根を歩く計画を立てた。今日は久しぶりに天気が良くなったのでYさんと2人でその下見に出かけた。JRマキノ駅を基点に定時乗りあいタクシーを利用して黒河林道口から峠経由で尾根に取付くというコース設定。
今回歩いたトラックログ
 工事中の横を通らせてもらい峠を通過してさらに奥の林道を進む。Yさんが言っていたとおり道が一部崩れていたが、通行に問題はなかった。林道終点からは関電巡視路を使用させてもらって尾根へと登る。この辺りは夥しい数の鉄塔が立っている。まるで鉄塔銀座だ。
尾根のブナ林X
下山鉄塔路から敦賀市街
 狭い山頂で記念写真を撮り先を進む。今度は前方に野坂岳が綺麗に望めた。この方向から見る山容は素晴らしい。登山道が右に下っている地点から低木が繁茂し分かりづらいなってきた。木をかき分け尾根芯を外さないよう慎重に進むとユズリハの群生地を通り抜けたところに山集落への分岐を示す札がかかっていた。
野坂岳眺望
伊吹山眺望
 尾根道といってもさすがに平坦道ではなく、コース上の最低鞍部までは250m以上の下り道だった。しかもその道には先の台風の影響か木の枝や葉っぱが散乱して歩きにくかった。予定していたコースタイムでは歩けなかった。少し登り返してP661でお昼にするが、コースタイムを考慮するととてもゆっくりできなかった。
最後の厳しい渡渉
山集落への下山分岐
 回りこんでいる関電巡視路を途中から離れ、直登で尾根に取付くルートを行くと細いが素晴らしいブナ林が広がっていた。ただ紅葉はまだ色づき始め程度だった。Yさんは目印に赤い布を木に結んで進んで行く。間もなくP827の少し南方地点に無事取付くことができた。
細ブナ林出現
峠手前は工事中
尾根のブナ林V
 かなりのロングコースに思えるが、Yさんは6月に一度歩いてらっしゃるので心強い。もちろんこの時期に歩くのはブナの紅葉が目当て。タクシーを黒河林道口でおろしてもらいスタートは8時45分。久しぶりに歩く黒河林道は荒れていた道にたくさんの砂利土を入れて整備がなされていた。ただ峠の手前は現在工事中で車での通行は不能。本格的に道路整備をしているようだ。
芦谷岳(866m)
 ここから山集落へ下る分岐ポイントまでは北方へ進む一直線の尾根道。ほとんどのところはブナ林帯だった。中でもコース上の最高峰芦谷岳手前のブナは素晴らしかった。
峠後方の林道は一部崩壊
関電巡視路で尾根へ
 P661から今回コース最高ポイント芦谷岳までの標高差200mの登りは緩やかでしかも素晴らしいブナ林帯だった。そして進行方向右手視界が開けたポイントから高島トレイル出発点乗鞍岳と遠方に伊吹山が望めた。
尾根のブナ林U
尾根のブナ林T
黒河林道スタート