毛木平から甲武信ヶ岳を周回
小屋前で出発準備

【日 時】 2019年6月1日(土)2日(日)
【行き先】 甲武信ヶ岳
【天 気】 晴れ曇り
【メンバー】 シャラ

【コース・タイム】
1日毛木平登山口(スタート) 6:10
   十文字小屋        8:45
   大山            10:15
   尻岩            12:00
   三宝山山頂       13:30
   甲武信ヶ岳山頂     14:30
   甲武信小屋(ゴール)  15:00
2日甲武信小屋(スタート) 6:00
   甲武信ヶ岳        6:20
   千曲川源流        7:20
   ナメ滝            8:50
   林道入口         10:15
   毛木平登山口(ゴール) 10:45
 
コースタイムはおおよそのタイムです。
 少し雲っていますが山頂からの眺め良く、長い時間眺望と山の同定を楽しみました。八が岳、南北アルプス、近くに同じ百名山金峰山、瑞牆山等々が見えました。
間もなく毛木平へ帰着
ナメ滝
 立派な源流の標柱があったので横に立って記念写真を撮ってもらいました。このあとはひたすら沢に沿って下るのみでした。登りの時のような登り返しがなく快適に下れました。
千曲川源流遊歩道を下る
千曲川水源地で
 下りのコース上でもしばらくは富士山や八が岳を望みながらの下山となりました。下りは千曲川源流に立ち寄ってから源流遊歩道を毛木平まで歩くことになっていました。源流ではみんなペットボトルに美味しい水を汲みました。
甲武信ヶ岳再登頂風景
下山道からの眺望
 甲武信小屋でのご来光は見えなかったので、今日はお天気が期待できないと思ったのですが、朝一再度登った甲武信ヶ岳山頂から昨日よりくっきりと眺望が楽しめました。そして何より昨日は見えなかった富士山がくっきりと見えました。山頂で長い時間眺望と山の同定を楽しみました。
富士山の眺望

6月1日

尻岩
今回歩いたトラックログ
 途中に面白いナメ滝がありそこで小休止をするとワンピッチでバスの待つ毛木平まで下りてこれました。登りは厳しかったけど下りは快適でした。今回は山頂からの眺望がまたすばらしかった。なかなか良い3座目の百名山登山となりました。
 今年百名山3座目は甲武信ヶ岳へ。夜行バスと山頂山小屋泊での企画。何時ものPツアー。参加者は22名。毛木平を基点に時計回りに甲武信ヶ岳を周回するコースのようです。フェリーと違い夜行バスでは睡眠不足となります。今回も眠い状態で毛木平を早朝出発しました。

6月2日

 宿の甲武信小屋着は15時でした。本日の行程は9時間弱。しかも小さな山小屋なのに宿泊者は多数で、布団1枚に2人定員となりました。夕食までたっぷり時間があったので、外のベンチでアワアワタイムを楽しみました。夕食はおいしいカレーでした。それにしても今日はよく歩いた一日でした。
 十文字峠を越えてしばらくで山小屋へ到着。ここで大休止。この周辺はシャクナゲの群生地で有名なようで、花を見るための展望台が設けてあるのでみんなで見に行きましたが、今年のシャクナゲは裏年のようでした。この山域も鹿の食害が酷いらしく、地表のほとんどの植物が食べつくされているような状態でした。
三宝山登頂
シラビソ道
 今日の宿の甲武信小屋は山頂から15分程下ったところのようです。前方に木賊山という形の良いピークが現れ眺めながらの下りとなりました。道の両側は整然と林立するシラビソでした。
登頂風景
甲武信ヶ岳登頂
 次のピーク三宝山2,483mへ。この山の方が百名山の甲武信ヶ岳より8m高く埼玉県最高峰との表示がありました。しかも標柱の奥には立派な一等三角点もありました。タッチして記念写真を撮ってもらいました。そして出発から8時間かかってやっと甲武信ヶ岳山頂に到着。単純標高差1,000mでしたが、2回の大きな登り返しや鎖場があり、ここまで想定以上にきつい登りでした。
甲武信小屋到着
前方は木賊山
 山小屋の周囲でネットが張られて鹿の影響を受けないところのみ植生が豊かでした。次のピークの大山に上がる手前に地図にのっていない鎖場がありました。想定以上に厳しくみんな慎重に登りました。登り切ったところが大山山頂のようでしたが、ここから雪が少し残る八が岳の眺望が綺麗でした。
今年のシャクナゲは裏年
早朝の出発
2番目の鎖場
 問題のお天気はまずまずの予報なので雨具の用意は必要ないようです。朝のすがすがしい空気の中を出発し、目が覚めてきました。途中に観音菩薩の石像がありましたが、今回の登山道の一部が武蔵の国と信濃の国を結ぶ街道だったようです。毛木平に白い樹の花が咲いていました。ズミの花でしょうか。また地面に咲いている白いイチゴの花はシロバナヘビイチゴのようです。
山頂からの眺望
 次のピーク白岩山を巻いて地図にも表記されている鎖場を通過するとユニークな形をした巨岩がありました。尻岩というようです。確かにお尻の形に見えなくはないですが。
旧街道石像観音菩薩
十文字小屋到着
大山
最初の鎖場
毛木平