残雪多い苗場山登頂

【日 時】 2019年6月23日(日)
【行き先】 苗場山
【天 気】 曇り雨
【メンバー】 シャラ

【コース・タイム】
  小赤沢コース3合目(スタート) 7:40
  4合目         8:15
  5合目         8:50
  6合目         9:30
  7合目        10:00  
  坪場         10:30  
  苗場山頂フュッテ  11:30
  苗場山山頂     11:55
  和田小屋       16:00
  スキー場第2リフト駐車場 16:15
      (ゴール)


 (表記はおおよそのタイムです。)

 予報どおり2時頃から雨が降りだし雨中下山となりました。今回のコースは下山道の方が長く、登りと下りのコースタイムがイコールでした。最後は雨もきつくなりガスって視界も悪い中、今はしまっている和田小屋に4時に到着。そこから15分アスファルト道をかぐらみつまたスキー場第2リフト駐車場まで歩き、待っている今夜の湯沢温泉ホテルのバスに乗り込みました。このホテルは超立派で夕食も食べつくせないほどでした。またもや今回も大名登山での百名山ツアーとなりました。

赤線は今回歩いたトラックログ(クリック拡大)
 今年の百名山4座目は関西からはかなり遠い長野新潟県境の苗場山に登りました。Pツアーで朝発バスで長野県側野沢温泉に前泊し、登頂後新潟県側に下りて湯沢温泉に後泊して帰阪するという贅沢な企画でした。参加者は17名ですが翌週にも同企画があり、温泉好きな人には2つ楽しめるので人気の企画なのでしょうか。

 山頂手前に山小屋があり、ベンチで小休止した後、すぐ近くの山頂標柱横で順番に記念写真を撮ってもらいました。周りに樹木があり眺望を楽しむ山頂ではありませんでしたが、立派な一等三角点がありました。
ナエバキスミレ
 バスに途中乗車された今回の現地ガイドは女性の方。この会社のツアーで女性の現地ガイドは初めてです。今まで3回のツアーでは植生が貧しくあまり花を楽しむことができませんでしたが、今回は豪雪地域のため鹿がいないようで、青々とした植物が登山口からたくさん生えていました。
和田小屋へ無事下山
雨が降りだす木道歩き
7合目
残雪の木道歩き
 ガイドの話では今年4月に例年にないほどの雪が降ったために残雪が多いとか。山頂下の高層湿原や池塘もまだ半分くらいは雪に埋もれているようでした。そのため期待していました湿原の花はほとんど見られずわずかに咲きだしたチングルマぐらいでした。
高層湿原木道歩きU
残雪多い登山道
 登山道脇にはさらにサンカヨウ、キヌガサソウ、シラネアオイと次々に白やピンクの花が楽しめました。木ではムラサキヤシオが満開で、ウラジロヨウラクやベニサラサドウダンも見られました。そして、黄色いスミレの花がでてきました。ご当地の名がついた、ナエバキスミレ。普通のキスミレとどう違うのかはわかりません。
苗場山登頂
池塘沿いの木道歩き
 ヤグルマソウ、エンレイソウ、マイズルソウ、ゴゼンタチバナ等々が群生している3合目登山口を8時前に出発しました。登山中も道の脇にはイワカガミ、ショウジョウバカマ、ミツバオウレンがずっと咲いていました。4合目を過ぎたところではネマガリダケがあり、皮をむいて初めて生で食する体験もできました。みずみずしくて美味しかった。
4合目
小赤沢コース3合目到着
6合目
 野沢温泉にはこの2月スキーで来てますが、さすがにこの時期は温泉を楽しむ人だけで閑散としていました。前泊した旅館もなかなか良く、食事も美味しかった。今朝は早い朝食をいただいて6時前に宿のご主人に苗場山の小赤沢コース3合目登山口まで1時間半マイクロバスでおくってくれました。
高層湿原木道歩きT
 登山道には規則正しく等間隔に合目の標柱が立っているのでその場所で小休止しながらの登りでした。この時期なのでお天気は期待していませんでした。薄日がさすときもありましたが、ほとんど曇っていました。ただ予報では午後を過ぎると少し怪しくなるようでした。
出発
植生豊かな登山道
 登山道が急勾配になって行くとたくさんの残雪がでてきました。先頭を行く女性ガイドが歩きやすいルートを開拓して先導してくれましたので、アイゼン無でも登って行けました。
5合目
ネマガリダケ
宿のバスで登山口へ