50年ぶりの八ヶ岳赤岳登頂

【日 時】 2024年10月5日(土)6日(日)
【行き先】 八ヶ岳赤岳
【天 気】 雨→晴れ
【メンバー】 P社ツアー企画・
参加者28名
【コース・タイム】
5日(土)
 美濃戸口バス停登山口(スタート) 13:30
 美濃戸山荘             14:30
 赤岳鉱泉(ゴール)         17:00
6日(日)
 赤岳鉱泉(スタート)         4:30
 行者小屋      5:15     5:50
 赤岳登頂      7:50    8:20
 行者小屋     10:25    11:00
 美濃戸山荘             13:25
 美濃戸口バス停登山口(ゴール)14:15

 コースタイムはアバウトです。
今回のトラックログ(クリックで拡大)
 
美濃戸口バス停登山口スタート   唯一咲いていた花、トリカブト
 八ヶ岳赤岳は50年前の大学時代に高校で山岳部員だった友人と一緒に登った最初の百名山です。今年は6月の羊蹄山以来高山歩きからご無沙汰しているので、冬の山スキーのトレーニングを兼ねてごひいきのP社ツアー企画、「八ヶ岳、最高峰(赤岳)と赤岳鉱泉」に参加しました。この会社の登山ツアー企画は何時も人気で、今回も28名の参加者でした。男女の内訳はやはり女性の方が多かった。それと土日曜日企画のためか現役の若い方も多かった。
 
赤岳鉱泉に到着   ステーキにポトフ、豪華な夕食
 京都からちょうど5時間バス乗車して登山口の美濃戸口のバス停から13時30分に登山スタート。1日目は宿の赤岳鉱泉までの北沢コース。最初は林道歩きでその後もさほどきつい登りではなかったけど3時間半かかりました。しかも途中から雨が降り出しカッパを着ての登りとなりました。宿の赤岳鉱泉は立派な山小屋で夕食は噂通り豪華でした。土曜とあって宿泊者も多かったけど畳2枚に3人くらいのスペースはもらえました。
 
行者小屋で大休止   雨中の出発
 いよいよ2日目。お天気は回復するものと思っていたけど残念ながらの雨。それでも赤岳登頂をして帰らねばならないので4時半にカッパを着て、ヘッデンつけて出発。テンションは上がらない辛い朝一の登りで行者小屋まで。ここでかなり長めの休憩。やっと夜が明けた感じでも雨はやまず。カッパを着たまま出発。ひょっとしたらまた途中で敗退ではないかと頭をよぎりました。

 
 厳しい階段登行   厳しい岩稜登行
 赤岳登頂へのルートは当初計画では地蔵尾根から登り、登頂後は文三郎尾根を下る計画だったようですが、悪天候のため、文三郎尾根でピストンすることに変更されました。登り出しの天気は悪くてカッパとザックカバー必携でしたが、長い階段と岩稜の登山道を進むと次第に天気が好転し、待望の景色が見られるほど視界が開けてきました。

 
赤岳山頂あと少し
  頂上小屋前で山頂バックに
 登頂時には青空となるまで回復し、赤岳頂上小屋前で撮ってもらった山頂バックの写真はグッドな出来栄えとなりました。背景には南アルプスが入り、富士山も見えました。

 
 富士山も見える   南アルプスを望みながら下山開始
 山頂では30分ゆっくりと素晴らしい景色を堪能し、南アルプスの山々を望みながら細心の注意をして同じ文三郎尾根の岩稜コースを下りました。

 
途中で北アルプスも見える    行者小屋に向けて文三郎尾根を下る
 下り途中で遠くに槍ヶ岳の穂先が確認でき、他の北アルプスの山々まで望めました。やはり山はお天気次第。敗退まで頭をよぎった今回の山歩きでしたが、最高の結果となってきました。眼下遠くに行者小屋の赤い屋根が見えてきました。

 
 再び行者小屋へ   ホテイラン管理地を通過 
 行者小屋ではこの日の昼食のカレーライスをいただき、最後は南沢コースをバスの待っている美濃戸の登山口へと下りました。途中に以前来たことのあるホテイラン管理地を通過しました。素晴らしい野生ランの植生が守られているようで安心しました。最後の下りは想定以上に厳しいものでしたが、全員無事に登山口に帰着できました。今回も天気好転により意義ある高山歩きが出来たことに感謝です。