LINEという幅広の板にのったスキー参加者の滑りがとてもうまくて、あやかりたい思いだった。ボーダー参加者も腰まで雪煙をあげて気持ちよさそうだ。もっと幅の広い板で新雪パウダー環境を滑る技術を磨かねばと思った。
 スキー場からリフト2本乗り継いで終点のポイントからBCへ入る。この時天気が急変して小吹雪となり雪煙が舞う中最初のドロップポイントへみんなで移動する。今日のコースは長峰コースというらしい。ここでシールを剥がして滑降準備をする。そしてガイドの号令で順々に滑降する。やはりこれだけのパウダー環境に私の板の幅では狭すぎるようだ。
ドロップポイントへ移動
2日目は1日中曇天となった。ガイドはO氏に変わり、有名となったキロロスキー場からリフト2本を乗り継いで長峰というらしきコースへ移動し、谷へのコースを滑降。3本登り返して最後は沢沿いにスキー場まで戻った。土曜日のためか参加者は多く、全部で9名。スキーは4名、スプリットボード4名。普通のボード1名だった。参加者が多いため補助ガイドが一人ついた。
滑降前のバンダナショット
 別の斜面に登り返し、少し緩めの斜面を滑り、後半は谷沿いのコースを朝ゴンドラに乗った札幌国際スキー場へ戻り、1日目のツアーが終了した。時間はかなり早かったが、十分パウダーBCスキーを堪能できた。
 そしていよいよガイドM氏がGTRと名付けた朝里岳直下の大斜面滑降に移る。樹木のない急で雪の多い斜面を滑る体験の乏しい私にとっては最初からビビりが入ってしまった。もし転んだら起きあがれないかもという気持ちで大後傾。おそらく3m以上の積雪の中に浮遊して板をコントロールする技術の会得が今後必要だ。
 斜度も緩めの気持ちのいいシール登行で小樹林帯を進む。樹木がほとんどなくなった雪原を朝里岳(1,280m)頂上直下50mほど下部までトラバース気味に移動する。そこでシールをはがし、最初のドロップポイントまで緩斜面を滑降。板の裏側の一部に雪氷がついてブレーキがかかったようで、少し遅れをとる。
北海道でパウダー BCスキー
3月6日、7日と今年2度目の北海道遠征。正月明けに行った時は、悪天候で散々だったが、今回は神様が微笑んで下さったようで、2日ともまずまずのお天気となり、私の地元では味わえないパウダーBCスキーを楽しむことができた。
ツアー会社は前回と同じくN社。初日6日のガイドは、社長であり、日本を代表するエキスパートアルピニストのM氏。(後でネットで調べて知り驚いた。)参加者は私含め3名。一人はボードだった。札幌国際スキー場ゴンドラ山頂駅からスタート。トラバース気味に、朝里岳直下まで登行して最初の大斜面滑降。1回登り返し札幌国際スキー場までロング滑降を楽しんだ。
 2回登り返して十分堪能したのに今日のガイドは3回も登り返す大サービス。何度滑っても後傾がなおらない。不安定な浮遊感の中でのスキーコントロールは難しい。
ボーダーのパウダー滑降
辛い登り返し
2回目の滑降開始
ボーダーの見事な滑降
登り返して2度目の滑降
大斜面を滑降
札幌国際スキー場へ
最初の滑降
新雪をシール登行
 1日目は今シーズン北海道で初めての晴天日となりテンションが大あがりだった。札幌国際スキー場で車を降りてゴンドラで山頂駅へ。ゴンドラからの景色も最高で雪も申し分なさそうだ。乗る前にシールをつけていたので、山頂駅からすぐに登行を開始する。
スタート
ゴンドラで山頂駅へ
 シールの脱着を今日は数えきれないほど行った。こんな経験も初めてだ。さすがに最後は少し慣れて早くできるようになった。スキー場への戻りコースはいったん反対の雪原へ登り返し、最後は夕方が近づき、硬くなったバーンで樹木のある沢沿いコースだった。もうヘロヘロ状態だった。それにしても2日間私の地元では味わえない貴重なBCスキー体験ができた。もう少し新雪パウダースキーの滑降技術を磨いてまたトライしたい。
大雪原を戻る
急斜面で滑降準備
最初の滑降開始