登りには３時間かかったが滑りはあっという間だった。最初に担いで登って取付いた尾根ポイントに到着。さすがに滑るのは厳しいと判断して再びザックに結わえて激下った。車のところへは３時までに到着。楽しい山スキーの１日が終了した。シーズン初めの山スキーはこれくらいが適度だ。本日のコース、なかなか良いコースだと思った。

　快適な登りで間もなく高島トレイル尾根へ取付く。ここから駒ヶ岳までは何度も歩いているトレイル尾根。ブナ林が続く私の大好きなコースだ。１０分で頂上に到着できた。もちろん誰もいない。北方の景色が開けていた。高島トレイル上の名山三重嶽が綺麗に望めた。雪のテーブルをみんなでつくってランチタイムをとる。

　お腹もふくれ、いよいよ楽しみの滑降へ。コースは登って来たところを滑った。トレイル尾根から公園までの下りは最高に良いコースだった。公園手前で２回の登り返しがあり、再度シールをつけた。公園から向こうは一部激下りになったが何とか滑れた。

　今シーズン初の地元での山スキーは昨年３月五箇山の猿ヶ山を登った同じ京都S会のメンバー４人で行くことになった。Fさんは毎年このコースに来ているようで、今回お誘いしてもらった。私は駒ヶ岳には何回も登っているが、雪以外のシーズンでもこのコースは初めてなので、楽しみだった。

　記念証拠写真（バンダナショット）をどこで撮ってもらうか迷った。駒ヶ岳の道標も雪上にかろうじて出ていたが、今回は三重嶽をバックに撮ってもらった。独占のバージン雪原にたたずんだ。

　広い公園エリアを抜けると高島トレイル尾根への少し急な登りとなる。待望のブナ林もでてくるが、昨秋２回登った上根来集落から桜谷山への尾根コースほどでもない。でもとても良い雰囲気の空間だ。

　お天気は雲りだが雪はたっぷりなので、山スキーが楽しめそうだ。今回配車してもらったKさんの４駆ワンボックスカーで強引に雪道林道に入り、途中のポイントに車をデポ。そこから主尾根までは急斜面なため、板を担いでよじ登った。この登りが本日一番の難所だった。

　主尾根に取付くとシールをつけての登りとなる。やがて傾斜も緩やかになり、私の一番好きな快適シール登行が続く。森林公園となっているポイントに到着。小休止の後、広い雪原気味のルートを進むと杉の植林コースに、そして桜並木コースに入って行く。このコースは桜の花の咲くころも良さそうだ。