それでも概ね滑降も快適に下りてこられた。植林斜面のショートカット滑降も面白かった。滑降タイムは1.5時間というスムーズさだった。駐車地点に無事帰着。タイムはまだ２時半だった。今年最初の地元仲間との山スキーはとても快適に楽しませていただけた。

　ちょっと厳しい急登を終えると、頂上へ続く尾根に取付く。そこから開けた少し細いコースとなり、豪雪年なら雪庇ができそうだが、今年はほとんどない。天気が完璧ではないのが残念だ。少し風も強くなったようだ。私が３番目に頂上らしいピークを踏む。道標はちょうど雪に埋もれていた。

　山スキーツアーでゆっくりのランチタイムはなく、この会でも同様だ。３０分後には滑降を開始。滑り出しは樹木も少なく、バーンも適度で美味しい瞬間も少しあった。その後は樹木が多くなり、難儀するところも多くなった。

　今シーズン初の地元での山スキーも入会させてもらっている京都S会山スキーグループの企画となった。行き先は福井の取立山。少雪の今年だが、この地域はもともと雪が多そうで、しかも２日前からのプチ寒波で少し積もったようで、期待がふくらむ。参加者は８名。私だけ現地参加をさせていただき勝山市のコンビニで合流させてもらった。

　後続者もみんな無事にピークに到着。登り始めて３時間と２０分が経過していた。快適に登ってこられたので、それほどの疲れはない。風をさけて頂上を少し離れたところで滑降準備をする。

　東山いこいの森終点広場に乗り上げると前方が開け頂上に連なるような尾根が望めた。ここで小休止。その後もしばらくは傾斜の緩い快適なコースであったが、頂上尾根に取り付く手前はさすがに急登となった。１本南に見える尾根は、北陸では大きいジャム勝スキー場のある尾根のようだ。

　日帰り企画のため朝の出発時刻が早く、車デポ予定地の東山いこいの森下の国道脇除雪駐車場には９時前に到着できた。シールは付けてきたので、準備が整ったら国道を横断したポイントから登行開始した。９時過ぎだった。みんな手際が良い。

　コースはほぼ林道に沿って登り、時々ショートカットが入る。それでもリーダーの的確なコースどりで快適な登行だ。雪の量は例年より少ないようだが、これだけあれば登りには支障はない。全員快調に進む。天気は曇っていて寒さも感じない。山スキーのコンデションとしてはまずまずだと思う。