カリカリ尾根を銀杏峰へ山スキー

【日 時】 2021年2月24日(水)
【行き先】 銀杏峰
【天 気】 曇り晴れ
【メンバー】 村民外3、シャラ

【コース・タイム】
 水車小屋(スタート)  8:25
 林道外れ尾根登行   9:35
 P997           10:45
 P1260稜線       12:05
 P1300付近折返し点  12:30
 滑降開始        12:55
 水車小屋(ゴール)  15:05

 

 コースタイムはアバウトです。
今回のトラックログ(クリックで拡大) 
 
最初は植林地の林道登行   植林地を抜ける
 5日前の小荒島岳に続き今期多雪の福井県でまた山スキーをすることになりました。今回の山は銀杏峰(ゲナンポウ)。名前は知ってましたが、夏も含めて未踏峰です。天気は前回以上に良かったのですが、それからの降雪がなく、しかもこの日は気温がとても低かったせいで登行尾根(志目木谷東尾根)はアイスバーンのカリカリ状態でした。
 
最初の白山眺望   カリカリ雪面の登行
 大野市中心部から34号線で宝慶寺いこいの森手前の水車小屋がスタートポイント。最初は植林地の緩い林道から登りました。出発は8時半。林道の途中で左手に綺麗な雪山の白山が眺望でき、テンションが上がりました。やがて林道を外れ直登尾根に取付くと斜度が増していきました。
 
クトー(スキーアイゼン)装着   陽に照らされたカリカリ斜面登行
 しかもカリカリのアイスバーンのため早くもクトー(スキーアイゼン)を装着。これが正解で、その威力で何とか滑落を免れる登行ができました。植生も植林からブナ中心の自然林へと変わり、高度が上がってさらに気温が下がると樹木に霧氷が着いて綺麗な雪景色が見られるようになりました。
  
 
 霧氷が綺麗な斜面を登行   山頂に連なる稜線到着
 左手に雪庇があり、コースが狭くなったところではクトーのエッジを効かせて階段登行を余儀なくされました。3時間と40分かかって何とか銀杏峰に連なる稜線に取付けました。尾根からの眺望は最高で、霧氷が着いた樹林帯越しに荒島岳から別山、白山へと雪山が連なっていました。

 
荒島岳から白山に連なる尾根   P1,300m付近で敗退折り返し
 小休止の後、シールを剥がして堅くて真っ白な雪原稜線を銀杏峰山頂方向に滑りました。次の登りバーンが現れるとさすがに頂上は無理と判断しこのポイントで折返すことになりました。

 
 荒島岳をバックにマイショット   滑降スタート
 滑降前に荒島岳をバックにワンショットを撮ってもらいました。今回お気に入り写真です。そして登って来た同じコースを滑降することになりました。お昼をまわっているのに今日は少しも雪面が緩まず、相変わらずカリカリのアイスバーン。前回の小荒島岳一のカラ谷のように快適滑降とはいきません。

 
横滑り滑降Ⅰ    横滑り滑降Ⅱ
 ほとんど横滑りでスキー板をずらしながら高度を下げて行くしかない厳しい滑降となりました。狭いコースではコントロールを誤ると谷底へ滑落してしまいそうでした。

  
 最後は林道滑降Ⅰ    最後は林道滑降Ⅱ
 最後は林道に入っての滑降となりほっとしました。3時に車を停めている水車小屋のところに無事帰着できました。それにしてもこれほどのカリカリアイスバーンの山スキーは記憶にありません。気象条件で雪面がこれほどにも変化するという貴重な体験ができました。ピークは踏めませんでしたが、山頂への稜線上で見た景色は何時までも目に焼け付きそうです。