鳳凰三山周回 青木鉱泉から御座石鉱泉へ

8月12日の記録


【日 時】 2015年8月12日(水)
【行き先】 鳳凰三山
【天 気】 曇り晴れ雨
【メンバー】 シャラ

【コース・タイム】
   青木鉱泉(スタート)  8:35
   林道登山口       9:35
   林道縦断ポイント   10:50
   御座石         13:50
   薬師岳         15:40
   薬師岳小屋      16:00
    (ゴール)

 コースタイムはおおよそのタイムです。
歩きやすい登山道U
 南アルプス北部で未踏の百名山、鳳凰三山の周回を急に思いついて出かけることになった。日程上、夜に出発し何処かで仮眠して山小屋1泊と考えた。車をデポする出発口を青木鉱泉に決めた。南アルプスへ山梨県側から入るのは、もう15年くらい前に北岳に登った、甲府から広河原に入った時以来だ。
今回歩いたトラックログ

出会った花(ラン科除く)の記録へ

 明日歩く観音岳、地蔵岳方面の稜線も綺麗に望めた。今夜の薬師小屋はそちらとは逆方向にかなり下ったところにあった。こじんまりとした小さな山小屋だった。明日は満室のようだが、今日は少し余裕がありゆっくりできた。7時間以上歩いた疲れをゆっくり癒すことができた。

翌8月13日の記録へ

 コースをどちらから周回するか考えたが、宿泊を稜線上の薬師岳小屋に決め、中道コースから登りドンドコ沢コースに下ろうと計画した。最初に詳しく検討しなかったが、青木鉱泉〜薬師岳の標高差は1,700m弱となることを後で知った。おそらく、今までの登山で最高だろう。ただ今夜は山小屋泊なので片道コースだけなのは気楽だ。
出会ったラン科の花の記録へ
稜線到着
明日の縦走路
 薬師岳頂上の道標横で記念写真を撮ってもらい、山々の同定を楽しんだ。それにしても明日はお天気が崩れそうなので、稜線の到達日を今日に計画したのは正解だった。明日だとこの眺めが望めなかったかもしれない。
薬師岳
タカネビランジ
 中道登山道口から薬師岳の地図上コースタイムは、4時間40分となっているが、かなり速めの設定に思った。私の足では結果として6時間かかった。おそらくこの山と高原地図41のコースタイムは全般に速めに設定されているのだろう。長いコースを歩き、ハイマツと岩石の稜線に出た時はほっとした。
薬師岳小屋
奇岩と白根三山
 中道登山道入口までは林道歩きをして、案内標識のところから中道コースが始まった。途中もう一つの林道らしき幅広の道を縦断するポイントが本格的な登山口のようだ。登山道はつづれ織り状に設定され、とても歩きやすい。沿道には何故かマルバダケブキが登山者へ案内をするように咲いていた。
登山道沿いにマルバダケブキ
青木鉱泉
歩きやすい登山道T
 青木鉱泉まではバスも一日4便あるようだが、北岳登山の時に経験してわかったことで、関西から電車でのアプローチは非常に困難だということだ。おそらく東京からの行程の2倍はかかるだろう。青木鉱泉はかなりひなびた雰囲気だが駐車スペースはたくさんあり、車もそこそことまっていた。平日だが夏山登山の好シーズンだからだろう。
北岳が正面に
 嫌になる程の長いコースを歩き、地図ではコース上唯一の表示ポイント「御座石」に到着。恐ろしき巨岩が突然現れた。どうしてこの巨岩がここにあるのか、きっと何かいわれがありそうだが、今はわからない。ここからも稜線までまだまだ登りが続いた。
中道登山道入口
林道縦断登山口
 岩場の隅に今回ぜひ見たいと思っていたタカネビランジに早速出会えた。そして稜線の道標の前方に日本第2の山、北岳と南アルプス北部の山々が広がっていた。その光景に今までの疲れが吹っ飛んだ。
巨大な御座石
まだまだ続く中道コース
青木鉱泉バス停