　そして最後は最近沢にかけられた立派な吊り橋を渡った。ここからロッジまでは３０分とかからなかった。１２時４０分に全員無事帰着できた。ピッタリ６時間の行程タイムだった。ロッジの外にある食堂で前もってオーダーしておいた昼食を生ビールつきでいただいた。午後の長い時間は３日ぶりの風呂でさっぱりしてたくさん撮った写真を見ながらまったり過ごした。それにしても今回も良い山行ができたことに感謝の気持ちと達成感がわきあがった。

　千枚小屋も綺麗で食事も美味しかった。何より宿泊者が少なく広々としていた。今朝も朝一の眺望は傘雲をかぶった富士山だった。危惧されたこの日のお天気は好転したようで合羽を着ることもなく下山スタートできた。

　この辺りからシラビソ林となり、細めの綺麗なシラビソの林が続いた。次の休憩ポイントは展望台。最後の赤石岳ビューポイント。少しガスがかかっていたが赤石岳前衛峰が綺麗に望めた。

　次のポイント清水平では綺麗な水が湧き出ていてみんな水汲みして飲んだ。とても美味しい水だった。ここを過ぎると途中から迂回路となり、岩場もある少し厳しい鉄塔道を進むことになった。何年か前に本来の沢沿いトラバース道が崩落したためのようだ。

　出発は６時４０分。遅い出発だが今日はまた椹島ロッジ泊なのでコースタイム的には６時間くらいの下山行程となりそうだ。最初のポイントは駒鳥池。コマドリはいなかったが、神秘的な池だった。