高山植物満開・雪渓残る飯豊山縦走
早朝の下山道Ⅰ | 早朝の下山道Ⅱ | |
素晴らしかった飯豊山の尾根から下りる日となりました。心配のお天気も雨はなさそうな朝でした。本山小屋の出発は5時25分。今日は下山後入浴昼食、そして新潟まで帰らねばなりません。清々しい朝の空気は昨日と全く同様でした。ただそれほどでないだろうと思っていた下山道は想定以上に厳しかった。 | ||
御前坂 | 御秘所の岩場 | |
この日下った道が本来飯豊山へのメイン登山道だったようで昔修験者が多く登ったような名前の場所がたくさんありました。歩きやすい御前坂を下ると岩稜の岩場を通過しました。地図には御秘所という名がついています。 | ||
登り返しの登山道 | 姥権現 | |
鎖場を過ぎて小山を登り返したところが姥権現。さらに進んだところが草履塚という名前でした。このあたりの眺望では昨日歩いた縦走路の山並が見えました。ほんとによく歩いてきたものだと実感しました。 |
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チングルマ満開の登山道 | 切合小屋通過 | |
今日の下山道脇にも昨日程ではありませんが、高山植物が咲き乱れていました。もう終わりかけのチングルマの群生を入れて撮ってみました。稜線上で5番目の避難小屋は切合小屋でした。小休止しただけで通過しました。下山口の大日杉はまだまだはるか先です。 |
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大日杉分岐 | 地蔵岳への長い下山道 | |
大日杉への分岐標柱を進むと次の目標は地蔵岳となりましたが、ここからけっこう長い道のりでした。途中に御坪というダケカンバが林立するエリアがありました。 |
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地蔵岳登頂 | 御田 | |
やっとの思いで地蔵岳に着きましたが昨日程の眺望はなく、飯豊本山も山頂は雲に隠れてしまっていました。ここから最後の下りコースとなりましたが、これも想定以上に長く感じました。途中には御田という地があり立派な杉の巨木がありました。 |
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ザンゲ坂の鎖場 | 大日杉登山口に下山 | |
そして最後の最後にザンゲ坂という名の鎖場があり、全員が下るのにかなりの時間がかかってしまいました。大日杉登山口には午後2時半をまわってやっと到着できました。下山日に9時間以上の行程となりました。迎えのバスに乗り込み途中温泉で3日間の汗を流し、遅い昼食をいただき、新潟駅まで帰り着きました。避難小屋2泊の飯豊山縦走は久しぶりにハードな山行でしたが、お天気に恵まれ、たくさんの高山植物と雪渓が残り変化に富んだコースは素晴らしかった。達成感がわきあがりました。 |