3日目(8月12日)の記録へ

初日(8月10日)の記録へ

双六小屋前で出発前に
早朝の風景
北アルプス黒部五郎と笠・百名山2座登頂

2日目(8月11日)の記録

登山道途中にてT
 北アルプス双六小屋で2日目の朝を迎えた。お天気は雨は降っていないが、曇っている。遠くの山並もはっきりとは見えない。今日は百名山1座目の黒部五郎岳へのアタックの日だ。朝出発前小屋前で写真を撮ってもらった。かなり複雑な標識が立っている。
 黒部五郎小屋へと向かう途中に雪渓の残る谷を通過。たぶん今年の雪は少ないのだろう。また動物の調査目的でカメラのようなものが仕掛けられているポイントを通過する。高山植物「チングルマ」の花も終わり、綿毛状の種になっている登山道脇で雷鳥に遭遇する。大家族で移動中のようだった。
登山道途中にてU
 この時点で今日の宿は三俣山荘を諦め、黒部五郎小屋にすることに決めた。そのため帰りもゆっくり下った。途中イワヒバリの軍団に遭遇した。また眼下左手遠くに赤い屋根の山小屋が望めた。雲の平山荘のようだ。今日は北アルプス最深部の百名山ゲットの良い1日となった。
イワヒバリの群れも
山頂へのアプローチ
 登るごとに山の名前の由来となったゴロゴロ岩がたくさん現れてきた。こんな奇抜な景色は今まで出会ったことがないので、記念の写真を何枚も撮ってもらう。この辺りから朝曇っていたお天気も少し回復傾向で、青空も見え始めた。
下山道で望む雲の平
 岩の登山道を激下ると赤い屋根が綺麗な黒部五郎小屋へ到着。すでに9時を大きくまわってしまった。今日の宿は三俣山荘の予定だったが、黒部五郎岳をピストンするには最低5時間必要なので、ちょっと無理なようだ。小屋に必要ない荷物をデポさせてもらい黒部五郎岳山頂へアタック。最短のカールコースでピストンすることにした。
ライチョウ家族に遭遇
三俣蓮華岳はガス
可愛いオコジョ出現
 このお天気なので6年前と同様双六岳へは登らずパスして最短の巻道ルートで三俣蓮華岳経由で黒部五郎小屋へと急ぐ。予想通り三俣蓮華岳山頂はガスガス状態。6年前はお天気が良く、笠ヶ岳を背景に良い登頂写真が撮れたと記憶している。何も視界がない山頂風景は悲しいものだ。先を急ぐ。
少しの青空山頂写真
 最初は歩きやすいコースで途中に珍しい動物に遭遇する。オコジョのようだ。とても愛嬌がありチョコチョコと動き回るが、逃げない。何枚も写真撮った。思いのほか良い写真が撮れた。オコジョとはたぶん初めての出会いだと思う。可愛かった。
谷に残った雪渓
動物調査
 ゴロゴロ岩の登山道を登りきると山頂へのアプローチとなり、間もなく今回1座目百名山黒部五郎岳山頂に到達する。山頂からの眺望も少し開け、記念写真もいい感じに撮ってもらえた。
山頂アタック出発
黒部五郎小屋へ
双六岳巻道ルートへ